いびき対策と効果|ブリーズライト・手術・いびき対策アプリ

いびき対策と効果|ブリーズライト・手術・いびき対策アプリ

いびきを真剣に考えるべき理由(殺人未遂に発展することもある)

Googleで「いびき」「殺意」で検索すると「旦那 いびき 離婚」「いびき うるさい 殺したい(殺意)」などが関連ワードとして上がってきます。

実際に、いびきが引き金となった殺人未遂事件は世界各地で起きています。

また、ある「いびきのうるさい異性」に関する調査(n=1,348)によると「いびきのうるさい異性と付き合えるか?」という問いに対しては、やはり「付き合いたくない」が多数派です(62%)。

性別・年代別に分析すると「女性」「年代が高い」ほど、この割合は高い傾向がありました(しらベぇ, 2018)。

いびきは、真剣に考えて損はないテーマです。

どんないびきをうるさいと感じるのか

いびきは、音量とその長さが人によって異なります。

音量

ある研究では、19人のいびきを測定しています。最大の音量は45~77dB(デシベル)、最低の音量は34~47dBでした(Caffier, 2007)。

音の単位といえばデシベル(dB)ですが、わかりにくいので、比較対象を調べてみると、WHOの騒音ガイドラインがありました(WHO, 2018)。

ここでは、夜間の自動車、鉄道、飛行機による騒音の上限が設定されていて、概ね40~45dB程度です。

前述の19人のいびきの最大の音量は少なくとも45dBなので、全員のいびきが騒音レベルを超えているといえます。

いびきの長さ・頻度

いびきの長さに関して、前述の研究では、2~159分でかなりバラツキがあります(Caffier, 2007)。

45dBのいびきでも、2分間なら大目に見られるかもしれませんが、159分は確実に耐えられません。

いびきの要因

いびきの要因はたくさんあります。

  • 高齢(50歳以上)
  • 肥満(首・上腹部周囲の脂肪)
  • お酒
  • 鼻づまり
  • 顎が小さい
  • 閉経
  • 男性であること
  • 妊娠
  • 喫煙
  • 気流を妨害する異常(大きな扁桃・鼻中隔のずれなど)

このうち、対策を打てる項目は、「肥満」「喫煙」「お酒」「鼻づまり」「気流を妨害する異常」です。

いびき対策

お酒・喫煙

お酒をエタノール換算で23g(ビール中瓶1本・日本酒一合)飲む人のいびきのオッズ比は、お酒を飲まない人と比べて、男性で1.4倍、女性で3.1倍です(Nagayoshi, 2011)。

同様に、タバコを1日に20本以上吸う人のいびきのオッズ比は、タバコを吸わない人と比べて、男性で1.4倍、女性で1.9倍です。

肥満

同じ調査で、BMIを順に並べて4分割にして、BMIが一番高いグループのいびきのオッズ比は、BMIが一番低いグループと比べて、男性で3.4倍、女性で3.9倍です(Nagayoshi, 2011)。

「お酒・喫煙をやめれば、痩せてBMIが下がればいびきが収まる」という研究結果ではありませんが、「いびきがうるさい」と言われたら、辞めることでいびきが改善する可能性があります。

オッズ比が1とは,ある疾患への罹りやすさが両群で同じということであり,1より大きいとは,疾患への罹りやすさがある群でより高いことを意味する.逆に,オッズが1より小さいとは,ある群において疾患に罹りにくいことを意味する。

日本薬学会

鼻づまり・気流を妨害する異常(大きな扁桃・鼻中隔のずれ)

手術

顔のレントゲンをとるとわかるのですが、私の鼻中隔は少しずれています。これが鼻づまりや、いびきの原因になっている可能性があり、手術をするとどの程度改善するのか調べてみました。

鼻づまりがあり、いびきをかく21人が鼻中隔の手術をして、前後でいびきの長さを測定しています(Kim, 2004)。

手術前は、いびきの時間は睡眠時間の44%でしたが、手術後に39%に改善していました(p=0.1595)。

別の研究では、52人のうち、12%の方が、いびきをかかなくなっていました(Li, 2008)。

鼻の手術をすることで、いびきの軽減を期待できそうです。

しかし、いびきの改善を目的に手術をするのは得策ではなさそうです。

鼻腔拡張テープ

鼻腔拡張テープは、プラスチックバー入りのテープです。テープに装着してある2本のプラスチックバーの反発力によって、鼻孔を拡張し、鼻の空気の通りが良くなります。

ある研究では、いびきの評価には、「いびきインデックス(Snoring Index)」が使われています。

この指標は、1時間の睡眠時間あたりのいびきの回数です。

鼻腔拡張テープに関して調べた5つの研究データを合わせた111人のデータによると、ブリーズライト 未使用時のいびきインデックスは148、使用時は96でした(鼻の内側に装着する器具も含む)。

いびきが2/3に減っています(Camacho, 2016)。

なかなか、いびきをゼロに抑える方法はありませんが、いくつかの方法を組み合わせると効果的かもしれません。

ブリーズライト・商品リンク

オススメのいびき対策アプリ「いびきラボ」

いびきの要因も対策もいくつもあります。

しかし、どの対策が結果的に良かったのかを調べるのは、アプリを使って録音しない限り、なかなか難しいです。

「いびき」でアプリを検索すると1番にヒットするので、ご存知の方が多いと思いますが「いびきラボ」という、いびき対策アプリがあります。

Apple Storeリンク:いびきラボ – いびき対策アプリ (SnoreLab) (Apple Storeプレビュー)

このアプリの優れている点は、寝ている間のいびきの音の大きさや、頻度を録音して表示するだけではなく、毎日寝る前に「要因」と「対策」をセットしておくと、要因・対策別にいびきを集計してくれるところです。

「要因」には「アルコール」「自宅以外のベッド」「入浴」などがあります。先述の通り、アルコールはいびきと関係があると言われていますが個人差もあるので、実際に試してみるのが間違い無いです。

「対策」には、先述の「鼻腔拡張テープ」や「マウスピース」などがあります。

(マウスピースは、市販のものでうまくいかない場合は、歯医者さんで作ってもらうこともできます。だいたい3,000円くらいで作れました。)

いびきを抑えるのは簡単では無いかもしれませんが、色々と試して少しずつでも減っているのを実感するとモチベーションも上がりやすいです。

引用

千葉日報. (2018). 同僚の首や腹刺す殺人未遂の疑い 市原署、男を逮捕

Livedoor NEWS. (2018). 米で殺人未遂事件「イビキがうるさい」と女が散弾銃を恋人に向け発砲.

しらべぇ. (2018). いびきのうるさい異性とつきあえる?答えは圧倒的に・・・.

Caffier PP, Berl JC, Muggli A, Reinhardt A, Jakob A, Möser M, Fietze I, Scherer H, Hölzl M. (2007). Snoring noise pollution–the need for objective quantification of annoyance, regulatory guidelines and mandatory therapy for snoring. Physiol Meas. (Impact Factor 2.006)

WHO. (2018). Environmental Noise Guidelines for the European Region (2018)

Nagayoshi M, Yamagishi K, Tanigawa T, Sakurai S, Kitamura A, Kiyama M, Imano H, Ohira T, Sato S, Sankai T, Iso H; CIRCS Investigators. (2011). Risk factors for snoring among Japanese men and women: a community-based cross-sectional study. Sleep Breath. (Impact Factor 2.030)

Kim ST, Choi JH, Jeon HG, Cha HE, Kim DY, Chung YS. (2004). Polysomnographic effects of nasal surgery for snoring and obstructive sleep apnea. Acta Otolaryngol. (Impact Factor 1.161)

Li HY, Lee LA, Wang PC, Chen NH, Lin Y, Fang TJ. (2008). Nasal surgery for snoring in patients with obstructive sleep apnea. Laryngoscope. (Impact Factor 2.442)

Camacho M, Malu OO, Kram YA, Nigam G, Riaz M, Song SA, Tolisano AM, Kushida CA. (2016). Nasal Dilators (Breathe Right Strips and NoZovent) for Snoring and OSA: A Systematic Review and Meta-Analysis. Pulm Med. (Impact Factor 2.721)