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医食同源|タスリー社のプーアル茶は体重・体脂肪を減らす

医食同源|タスリー社のプーアル茶は体重・体脂肪を減らす

プーアル茶(プーアール茶)は健康に良い?

最近、製薬会社のTASLY(タスリー)社のプーアル茶の広告を見かけました。

アマゾンで調べてみると「プーアール茶エッセンスに関する論文がDove Medical Pressに掲載されました」というコピーを見つけました。

医学雑誌に取り上げられるお茶の効果はどれほどのものだろうか?と気になったので、調べてみました。

(商品名はプーアール茶ですが、Googleで調べるとプーアル茶の方が一般的なので本記事では、商品名を記載する時のみプーアール茶と表記しています。)

プーアル茶とは

プーアル茶には、中国雲南省を原産地とする中国茶の一種で、生茶と熱茶の2種類があります。

2つの違いは、熱茶がコウジ菌で発酵させるのに対して、生茶は経年により熟成させます(Wikipedia)。

ちなみに、TASLY社のプーアル茶は、発酵させているので熱茶だと思います。

体脂肪の低下し、脂質プロファイルが改善

さっそく、以下のタイトルのプーアル茶に関する文献を読んでみました。

Reduction of body fat and improved lipid profile associated with daily consumption of a Puer tea extract in a hyperlipidemic population: a randomized placebo-controlled trial. (高脂血症の対象者がプーアル茶を飲むことで体脂肪の低下し脂質プロファイルが改善)

この文献が掲載されているClinical Intervention in Agingという雑誌のインパクトファクターは2.505で影響力のある雑誌です。

重要だと思ったポイントを意訳してまとめています。

インパクトファクター (impact factor、IF)は、自然科学・社会科学分野の学術雑誌を対象として、その雑誌の影響度、引用された頻度を測る指標である”。この値が大きい場合には、その雑誌に掲載されている論文が多くの人に読まれ、引用されていることを示しています。

肥満とプーアル茶の有効成分

肥満は、様々な病気のリスク因子です。

例えば、肥満であることは、2型糖尿病、冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症)、睡眠時無呼吸、骨関節炎、がんのリスクを高めます。

そのため、肥満の人にとって、痩せることは様々な健康上のメリットがあります。

肥満の治療としては、食事やライフスタイルを変える治療法が最も一般的に用いられる方法です。

茶の葉から抽出した飲料もその一環として用いられています。

プーアル茶は、昔から風邪、腹部膨満、消化不良などの治療薬として用いられてきました。

さらに、近年では糖尿病患者の血糖値を下げる効果も確かめられています。

プーアル茶には、有効成分として、テオブロミン、テオフラビンと複合多糖が含まれています。

そして、高脂血症の治療薬にはスタチンという種類の医薬品が用いられますが、ある種のスタチン(ロバスタチン)は、プーアル茶から発見されました。

そのためプーアル茶には、当然ロバスタチンが含まれていますが、量はわずかなので、主要な有効成分としては数えられていません。

体脂肪が減り脂質プロファイルが改善する

この研究では、コレステロール値の高い方を対象にした観察研究です。

49人のコレステロール値が高い男女(220 mg/dL以上)が、20週間プーアル茶抽出物(TASLY社提供)を飲んでいます。

体重は、平均1kg低下し、プラセボ群に対して有意差がありました(P<0.01)。

体脂肪については、全身と各体の部位に関して調べられています。

全身、腕、腰回り(gynoid)の体脂肪がプラセボよりも2パーセント程度減っていました。

トリグリセリドは有意差はなかったものの、プラセボ群に対して20%低い値でした(P<0.08)。

以上が、プーアル茶の効果です。

脂質プロファイルに関しては、コレステロール、HDL、LDLでは有意差がありませんでした。

血糖値については、有意差はないという結論でした。

しかし、男女別のデータを見ると、男性のプラセボ群では100mg/dLから120mg/dLまでバラついているのに対して、プーアル茶抽出物群では、綺麗に100mg/dLのラインに乗っていました(Figure 5)。

血糖に対しても良い影響が期待できそうな結果に見えます。

プーアル茶で体重、BMI、内臓脂肪が減少

前述の論文中で、日本での研究が引用されていたので読んでみました。

Improvements of mean body mass index and body weight in preobese and overweight Japanese adults with black Chinese tea (Pu-Erh) water extract.

こちらもインパクトファクター2.707のNutrition Researchという影響力のある雑誌に掲載されています。

12週間、36人の肥満予備軍の方が、水に溶けるプーアル茶の抽出物を引用すると、体重、腹囲、BMI、内臓脂肪が減少しました。

それぞれの12週経過時点でのスコアは以下の通りです(カッコ内はプラセボ群に対するP値、P < 0.05だと統計的な有意差あり)。

・BMI -0.39 kg/㎡(P < 0.01)

・体重 -1.10 kg(P < 0.05)

・内臓脂肪 -9.4 ㎠(P < 0.01)

期間は違いますが、体重は1報目の文献と同程度低下しています。

タスリー社のプーアル茶は粉末を水に溶かして飲むタイプ

タスリー社製のプーアル茶は体重を減らし、脂質のプロファイルを改善する効果があるようです。

製品の特徴についても少し書いておこうと思います。

製品はプーアル茶抽出物で粉末状です。スティックに入っていて、水にもお湯にも溶けます(TASLY, n.d.)。

この特徴は、ダイエット効果を評価する上で非常に重要だと思います。

なぜかというと、一定量が包装されていることで、医学論文において重要な”再現性(別の人がやっても同じ結果になること)”を担保しやすいからです。

これまでに、緑茶の論文を読んで勉強したことがありますが、抽出方法は決められているものの被験者が抽出する研究もありました。

被験者が、抽出方法を守って実施しているつもりでも、抽出時間や、抽出するために使用する水・お湯の温度によって、抽出される有効成分の量は変わってしまう可能性があります。

このお茶の活用方法としては、まず3ヶ月程度試してみて、体重の変化を確認すると良いと思います。

数百グラムでも減っていれば飲み続けて、変わらないか、少しでも増えていたら辞めてしまって良いと思います。

体脂肪を落とす目的で飲用することを想定すると、10ヶ月間で1kgの体重減少効果は強力とは言えません。

しかし、運動習慣や食事の改善と併用すれば、相加(相乗)効果が期待できるはずです。

また、カフェインは多くはないですが入っています。

成分表を確認できていませんが、妊婦さんは飲み過ぎ注意です(1日100mg未満が推奨です)。

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関連記事:母となった道端アンジェリカさんの美と健康に欠かせないお茶の効用

引用

Gitte S Jensen, Joni L Beaman, Yi He, Zhixin Guo, and Henry Sun. (2016). Reduction of body fat and improved lipid profile associated with daily consumption of a Puer tea extract in a hyperlipidemic population: a randomized placebo-controlled trial. Clin Interv Aging. Impact Factor 2.505

Kubota K, Sumi S, Tojo H, Sumi-Inoue Y, I-Chin H, Oi Y, Fujita H, Urata H. (2011). Improvements of mean body mass index and body weight in preobese and overweight Japanese adults with black Chinese tea (Pu-Erh) water extract. Nutr Res. Impact Factor 2.707

TASLY. (n.d.). タスリー ヴィ・プーアール茶.